一人暮らしをしていると、
「毎月いくら貯金すればいい?」
「一人暮らしなら貯金はいくらあれば安心?」
「生活費でほとんど残らないけど、どうやって貯めればいい?」
と気になることがあります。
一人暮らしでは家賃や食費、光熱費、スマホ代などをすべて自分で負担するため、思ったようにお金が残らないこともあります。
貯金は、最初から大きな金額を目標にする必要はありません。
まずは毎月の手取り収入の10%程度を目安にして、無理なく続けることが大切です。
この記事では、一人暮らしの貯金額の目安や、毎月いくら貯めればいいのか、貯金ができないときの見直しポイントについて解説します。
一人暮らしは毎月いくら貯金すればいい?
一人暮らしの貯金額に「必ずこの金額」という決まりはありません。
家賃や住んでいる地域、収入、生活スタイルによって必要な金額は大きく変わるからです。
そのため、まずは手取り収入の10%程度を一つの目安にすると分かりやすいでしょう。
例えば、
| 手取り月収 | 貯金の目安 |
|---|---|
| 18万円 | 約1.8万円 |
| 20万円 | 約2万円 |
| 25万円 | 約2.5万円 |
| 30万円 | 約3万円 |
もちろん、これはあくまで目安です。
家賃が高い場合や、奨学金・ローンなどの支払いがある場合は、毎月1万円からでも問題ありません。
反対に、家賃が安く生活費にも余裕がある場合は、10%以上を貯金することもできます。
一人暮らしの生活費については、総務省の家計調査をもとにしたデータでも、食費や水道光熱費、通信費など複数の支出が発生しています。2024年の勤労者世帯の単身世帯では、生活費は月約17万円という集計があります。
「毎月5万円貯金」は無理に目指さなくていい
貯金を始めるときに、
「毎月5万円は貯めたい」
「年間60万円貯めたい」
と大きな目標を立てる人もいます。
もちろん余裕があれば問題ありません。
しかし、家賃や生活費が高い状態で無理に5万円を貯めようとすると、途中で生活が苦しくなってしまうことがあります。
例えば手取り20万円で毎月5万円を貯金すると、残りは15万円です。
家賃、食費、光熱費、通信費、日用品などをすべて15万円以内に収める必要があります。
無理なく続けることを考えるなら、
「貯金額を大きくする」より「毎月必ず貯金する」
ことを優先しましょう。
最初は1万円でも、毎月続ければ1年間で12万円になります。
一人暮らしの貯金はいくらあれば安心?
「毎月いくら貯めるか」と同じくらい気になるのが、現在の貯金額です。
一人暮らしの場合は、まず急な出費に対応できるお金を用意しておくと安心です。
例えば、
- 急な病気やケガ
- 家電の故障
- 引っ越し
- 冠婚葬祭
- 仕事を休んだとき
- スマートフォンやパソコンの故障
など、普段の生活費以外にもお金が必要になることがあります。
そのため、貯金を始めたばかりなら、最初から投資などを考えるよりも、まずはすぐに使える現金を確保することが大切です。
まずは「生活費1か月分」を目標にする
貯金がほとんどない場合は、まず1か月分の生活費を確保することから始めてみましょう。
その後、余裕が出てきたら少しずつ貯金額を増やしていきます。
例えば毎月の生活に必要なお金が15万円なら、
15万円 → 30万円 → 50万円
というように、段階的に目標を設定すると無理なく続けやすくなります。
一人暮らしで貯金できない原因は?
「収入はそれほど少なくないのに、なぜかお金が残らない」という場合は、毎月の支出を一度確認してみましょう。
特に見直したいのが固定費です。
家賃が高すぎないか
一人暮らしでは家賃が毎月大きな割合を占めます。
家賃が高いと、食費や光熱費を頑張って節約しても、貯金できる金額には限界があります。
以前の記事でも紹介したように、家賃だけではなく、
家賃+管理費+共益費+駐車場代
など、住まいに毎月いくらかかっているのかを確認することが大切です。
スマホ代やWi-Fi代を払いすぎていないか
通信費も毎月発生する固定費です。
スマホとWi-Fiを合わせると、年間ではかなり大きな金額になります。
使っていないオプションや、必要以上に大容量のプランを契約していないか確認してみましょう。
サブスクをそのままにしていないか
動画配信サービスや音楽サービス、アプリなどのサブスクリプションも、一つひとつは少額でも積み重なると大きな出費になります。
「最近ほとんど使っていない」というサービスがあれば、一度解約を検討してみましょう。
貯金するなら「余ったら貯める」はやめる
貯金が苦手な人におすすめなのが、
「余ったお金を貯金する」のではなく、「先に貯金する」方法です。
例えば給料日に2万円を貯金用口座へ移します。
その後、残ったお金で生活します。
これなら、
「今月はお金が余らなかったから貯金できなかった」
という状態を防ぎやすくなります。
毎月同じ金額を自動的に移す方法なら、さらに続けやすくなります。
貯金額を増やすなら固定費から見直す
節約というと、
「食費を削る」
「電気をこまめに消す」
といった方法を考えがちです。
もちろん大切ですが、毎月の貯金額を増やしたいなら、固定費の見直しも重要です。
例えば、
- 家賃
- スマホ代
- Wi-Fi代
- 電気・ガスの契約
- サブスク
- 保険
などです。
一度見直すことで、その後も毎月支出を減らせる可能性があります。
特に一人暮らしでは、これまで紹介した食費・電気代・ガス代・水道代・通信費などを一つずつ確認すると、自分がどこにお金を使っているのか分かりやすくなります。
手取り20万円なら毎月いくら貯金する?
手取り20万円の場合、まずは月2万円程度を一つの目安にできます。
年間では24万円になります。
もし毎月3万円貯金できれば、年間36万円です。
ただし、家賃や生活費によって余裕は変わります。
例えば家賃が高く、毎月ほとんどお金が残らない場合は、最初から3万円や5万円を目標にする必要はありません。
月1万円から始めて、余裕が出たら2万円、3万円と増やす方法でも十分です。
手取り25万円なら毎月いくら貯金する?
手取り25万円なら、月2万5,000円程度を一つの目安にできます。
年間では30万円になります。
さらに家賃や食費などをうまく抑えられれば、毎月3万円以上を貯金することも可能です。
実際に、総務省の2024年家計調査をもとにした一人暮らしの家計シミュレーションでは、手取り25万円に対して家賃を7万5,000円とした場合、主要な支出を差し引いた後に約6万8,700円が残る例もあります。
ただし、これはあくまでモデルケースです。
交際費や旅行、衣類、臨時出費などによって実際に貯金できる金額は変わります。
手取り30万円なら毎月いくら貯金する?
手取り30万円なら、月3万円程度を最低ラインの目安として考え、余裕があればさらに増やす方法があります。
総務省の2024年データを使ったシミュレーションでは、家賃を9万円とした単身世帯で、主要な支出を差し引いた後の金額は約10万3,700円となっています。
もちろん、残ったお金をすべて貯金する必要はありません。
旅行や趣味、洋服、交際費などにもお金を使いながら、
生活費+楽しみに使うお金+貯金
のバランスを取ることが大切です。
一人暮らしで貯金を続けるコツ
貯金専用の口座を作る
生活費と貯金を同じ口座に入れていると、「まだお金がある」と感じて使ってしまうことがあります。
貯金用の口座を分けておくと、残高を確認しやすくなります。
給料日に先取りする
給料が入ったら、決めた金額を先に貯金します。
残った金額を生活費として使うことで、貯金を後回しにしにくくなります。
家計簿は細かくつけすぎない
家計簿が続かない人は、すべての支出を細かく記録する必要はありません。
まずは、
- 家賃
- 食費
- 光熱費
- 通信費
- 日用品
- 交際費・娯楽
- その他
くらいに分けるだけでも十分です。
「何にお金を使っているのか」が分かれば、節約するポイントを見つけやすくなります。
貯金できないときは「収入」より先に支出を見る
毎月ほとんど貯金できない場合、
「もっと収入を増やさないと」
と考えるかもしれません。
もちろん収入を増やすことも方法の一つです。
しかし、その前に現在の支出を確認してみましょう。
例えば毎月3,000円の無駄な固定費を減らせれば、年間では36,000円になります。
5,000円なら年間6万円です。
小さな節約でも、長期間続けることで大きな差になります。
一人暮らしの節約では、食費だけを極端に削るのではなく、固定費・光熱費・通信費などをまとめて見直すことがポイントです。
一人暮らしの貯金は「無理なく続ける」ことが大切
一人暮らしの貯金額に正解はありません。
まずは、
手取りの10%程度
を一つの目安にしてみましょう。
手取り20万円なら月2万円、25万円なら月2万5,000円、30万円なら月3万円です。
ただし、家賃や生活費が高い場合は、月1万円から始めても問題ありません。
大切なのは、毎月無理なく続けられる金額を決めることです。
そして貯金額を増やしたいときは、食費だけを削るのではなく、家賃・スマホ・Wi-Fi・電気・ガスなどの固定費も一緒に見直してみましょう。
「余ったら貯金」ではなく「先に貯金して、残ったお金で生活する」
この習慣を作るだけでも、お金を貯めやすくなります。

